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shyaa-shyaa

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必勝!組み合わせを選ぶ問題の解き方

 ひとつは確実なんだけれど、後ひとつがということありますよね。今回は取り敢えず解き方の一例として、去年の行政書士試験の一般知識等の問47で。
問題47 1980年代からの国の行政改革に関する次のア~エの記述のうち、間違ったものが2つある。その組合せとして正しいものはどれか。

ア 中曽根内閣のもとで設置された第2次臨時行政調査会は、「民間活力の活用」をすすめる観点から、旧国鉄、旧電電公社、旧郵政公社の民営化に取り組んだ。
イ 第2次臨時行政調査会のあと、さらに3次にわたる臨時行政改革推進審議会が設置され、第3次の同審議会最終答申で「官から民へ」「国から地方へ」の改革課題が集約された。
ウ 地方分権推進法にもとづいて設置された地方分権推進委員会は、市町村合併の推進を唱えたのに加えて、都道府県制に代わる道州制の検討を提言した。
エ 中央省庁等改革に取り組んだ行政改革会議は、「公共性の空間」は中央の官の独占物ではないとする基本理念に立って最終報告を取りまとめた。

1 ア・イ 2 ア・ウ 3 イ・ウ 4 イ・エ 5 ウ・エ

「間違ったものが2つある。その組合せとして正しいもの」という変にひっかけ問題のようなものですが。まず4つ記述があります。単純に5択でなくすべての組み合わせを考えると6つあるのですが、「ア・エ」の組みだけ解答の選択肢にありません。ここで、ピンときた人はもう今年合格です(^^;)アとエのどちらかは正しい、かどちらも正しいか。それで記述アを検討してみると「旧郵政公社の民営化」とありますが、これを具体的にいってたのは小泉さんですら、明らかにアは間違いですね。そうすると肢1か2です。記述イはウよりも正しそうです。間違いをウと推定しましょう。正解は2です。
 この方法は記述が少ない時はそれほどなのですが、法令問題は5記述の中からの組み合わせで5択なので10組の半分の中に解答があるわけですから、確答率はあげられると思います。また後日その例をあげてみますが、この方法は何も行政書士試験に限ったものではなく、試験と呼ばれるものに全て応用できると思いますが、いかがでしょう。


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